思いがけないところで思いがけない人に会うものですね。
21年間会うことのなかった職場の同僚と先週末、ばったりと会ったのです。
彼女とは結婚前に勤めていた職場の同僚で同じ年で同じ学校の出身でした。
私のほうが彼女より3ヶ月ほどあとに就職したので、同じ年でしたが私たち4人しかいなかった小さな部署では私にとっては上司でした。
彼女は就職して半年ほどでその部署の責任者だった先輩が退職し、いきなり責任者となってしまったのでした。
その先輩の代わりに入ってきたのが私だったというわけです。
先輩と私が過ごしたのもわずか1ヶ月で、それから一年後輩がやってくるまでの半年間は頼りがいのある経験豊かなパートの大先輩がいてくださったとはいえ本当に大変な日々でした。
そして、それから2年半彼女は年の近い部下2人とパートの先輩の3人の上司として責任者を務めました。
今から思えばよく遊びたい盛りの2年半、仕事を離れてもその責任感で仕事のことをふと思い出すこともあっただろうによく我慢していたなぁと思うのです。
そんなことを感じさせることのなかった彼女だったのですが、やはりしんどかったのでしょう、寮生活をしていたので休日にはよく外出していたようです。
新入職員がやってくる直前の春の日の朝、赤帽のトラックとともに故郷に帰る彼女を見送りました。
その日から21年余りたった先日、勉強会で彼女に会ったのです。
21年間違う仕事をしていると風のうわさで聞いていたのでまさかこんなところで会うとは思ってはいなかったのです。
簡単な近況報告をしました。
不思議なものですね。
何度か年賀状のやり取りをしたくらいで21年間一度も会うことがなく、同僚として仕事をしたけれども一緒に遊びに行ったりということをするほどのおつきあいをしたわけではなかったのですが、懐かしさとともに時間が戻っていきました。
彼女と過ごした時間は仕事上でしんどかったことばかりでしたが、21年という歳月が若かったころの思い出に変えてくれたようでした。
私はそれまで結婚前の仕事のことはしんどいことが多くてあまり思い出すことがなかったのですが、彼女と会って今は「しんどかったね。良く頑張ったね。」と彼女と自分に言えるようになった気がしているのです。