ラジオ

1・17 ~一期一会~

年が明けて、お正月気分が抜けてきた頃、阪神淡路大震災の日がやってきます。

阪神・淡路地方に住む人たちは、「1.17」は特別な思いでこの日を迎えます。

私自身は身近な人をなくすこともなく大きな傷を負うこともありませんでした。

けれども、この日を機にいろいろな変化が身の回りで起こったことには違いはありません。

その日が目前に迫った今朝、ラジオで「震災を伝える紙芝居」を作って子供たちに見せている方のお話がありました。

紹介された紙芝居のあらすじは幼稚園児の男の子が震災の前日に仲良しの女の子とけんかをして、謝れないまま震災の日に大好きな女の子が亡くなってしまい、やりきれない気持ちのまま小学校の入学式を迎える。女の子のお母さんと再会し、女の子も謝っていたこと、男の子と次の日にもいっしょに遊びたかったことを聞く。入学式の日、桜吹雪の中女の子の声が聞こえて、いつかいっしょに遊ぼうと話した。というものでした。

同じ年頃の子供のいる私には大変心に響くお話で、あの日のことが昨日のことのように思い出されました。

あの日は子供の通う幼稚園でお誕生会が予定されていました。

ケーキを作ると言うので前日から大変楽しみにし、私もその朝、幼稚園に持っていくフォークを用意して、通園かばんに入れてほっと一息、朝食準備にはまだ早かったのでコーヒーを入れて本を広げようとしていたそのときあの大変な揺れを感じたのでした。

今朝、この紙芝居のお話を聞いて、

「明日のことは分からない。一期一会の日々なのだ。一日一日を大切に、納得の行く日を過ごそう。」

ということを改めて心に言い聞かせました。

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♪ただ生きている それだけでいい♪

大阪朝日放送ラジオの「おはようパーソナリティ」30周年記念CDが発売されています。

その中にパーソナリティの道上洋三さん自身の手による「新しい朝」という曲が入っています。

♪ただ生きている それだけでいい♪

という歌詞が印象的です。道上さん自身が大手術からカムバックしたときの気持ちを表現したとのことです。

それは自分自身が麻酔からさめ、「生きているんだ」ということを実感したことを歌にしたものですけれども、またそれは家族からのメッセージでもあると私は思いました。

先日見たドラマ「ER」の中で、妻の命のともし火が今まさに消えようとしている老夫婦が描かれていました。担当医が人工呼吸器をつけなければ妻の呼吸が止まるのは時間の問題だと宣言します。夫は人工呼吸器をつけて欲しいと望んでいますが薬物で意識を一時的に取り戻した妻は「もう疲れたからつけないで」といい、また意識を失います。その言葉を聞いた夫は妻に付き添い思い出を語り、最後の言葉を妻に伝えます。ただ生きていて欲しかった、語り合うことは出来なくてもそのぬくもりを感じていたかった、という夫の気持ちが伝わってきました。

また、白血病患者が「毎日、朝が来ると、生きていることを実感するのよ。私には一秒一秒が大切なの」と自殺未遂から生還したナースに語るシーンがまた印象的で、それぞれの命の重さを感じさせてくれるドラマでした。

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