地理・歴史

新薬師寺

奈良教育大学構内で新薬師寺の金堂の遺構が発見されたそうですね。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/189428/

東大寺大仏殿に匹敵する規模とのことで。正倉院に残る古文書によると創建当時の新薬師寺は七堂伽藍を擁する大変立派なお寺だったとのこと。

その大規模だった金堂は平安時代に落雷を受け焼失し、現在の本堂は他の目的で建てられた創建当時のものでいつのころからか、本堂として転用されたとのことです。

私にとってこの新薬師寺は思い入れのあるお寺で30年ほど前の高校生の頃初めて訪れてから何かと節目節目に出かけています。

このお寺では十二神将のひとつの伐折羅(バサラ)像が有名ですね。

私は初めて訪れたときから、むしろ本尊の薬師如来像が印象に残りました。

縁起にもありますようにこのお寺は光明皇后が聖武天皇の眼病平癒のため建立したと伝えられており、そのためかこちらの薬師如来は半眼ではなく目を開いています。また、金箔がはられておらず、木彫の質感をそのまま感じられて、私は温かさを感じました。

この仏様をはじめてみたときに、光明皇后の願いやいつの時代も人々が求めるものは健康なのだと感じました。そしてこの仏様の姿にほっとするものを感じました。

このときから私は何かを決断するときや迷いが出てきたときに何度かこの仏様をながめにきました。仏様がこうしなさいと言ってくださるというのを感じるわけではないのですが、なぜか騒いでいる気持ちが落ち着いて、物事をゆっくりと考え直すことが出来るのです。

秋の今頃は本堂の前などにある萩が花を咲かせる頃ですね。

正倉院展も開幕しましたし、沢山の人たちが訪れていることでしょう。

第59回正倉院展:

http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/shosoin/shosoin-1.htm

新薬師寺公式ホームページ: http://www.k5.dion.ne.jp/~shinyaku/

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雨の京都

雨の週末、京都に出かけました。

と言っても散策のためではなく、仕事関連の用で出かけました。

それも朝早く家を出て帰りは夕刻、どこかに寄ってと言う時間はありませんでした。

散策には絶好の季節になりましたが、その日はあいにくの雨・・・

時間のない私にとっては「絶好の」雨に思えました。

けれども、京都駅に電車が入る頃になって雨に煙る古都の景色が目に入ると

やはり、「雨に濡れた寺院の庭園も見てみたいなぁ」とか、

「雨が急に強くなって雨宿りした茶店でステキなお菓子に出会えるかも」・・・などと

想像だけは大きくなっていく一方でした。

けれども、そこは首を振って打ち消し、目的地に向かいました。

用を済ませて乗った夕暮れの電車には

京都のお土産を持った乗客が目に付きます。

私も駅のキオスクで秋限定の柿の餡の入った八つ橋を見かけましたが

今回は購入を見送り、季節が変わらないうちに再び散策に訪れ、

その時に買うことにしようと思いました。

季節は秋。古都を訪れるには暑くもなく寒くもなくうってつけです。

紅葉の頃には肌寒くなりますので歩き回るには丁度いい頃です。

源氏物語ゆかりの場所など今年訪れたいところが沢山あります。

そういえば、奈良に行くにもいい季節。

コスモスのお寺、鹿の角切り、そして今月中に正倉院展も始まります。

来月には「関西文化の日」もあり、各地の博物館や美術館でイベントも予定されています。

芸術の秋、文化の秋が本格的に訪れたことを感じた雨の京都でした。

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1934年生まれの光源氏

080923_113001 9月15日「たこJAZZ in 大蔵海岸」に行ってきました。

当日はあいにくの雨。晴天ならば十六夜の月に照らされながら海岸の組み立て式能舞台で行われるはずでしたが、市民会館へ舞台を移して行われました。

「明石の君」にちなんで京都や滋賀とともに源氏物語千年紀を記念してイベントを明石市はいくつかイベントを行っていて、そのひとつがこのライブだったのです。

出演は神戸出身のジャズピアニスト小曽根実さん率いる小曽根実クインテット。

いよいよ開演となり、場内暗転・・・と流れてきた音楽はジャズとは程遠い邦楽に源氏物語のナレーション。なんだか不思議な始まり方です。

そして、ジャズメンたちは扇子を持って登場。最後尾の小曽根さんはよたよたしながら登場、どうやら今日のメインである小曽根さんは「光源氏」に仕立てられている様子です。

そしてオープニングは「OPUS1/2」・・・しっかりジャズでほっとしました。

「こんばんはー。」関西イントネーションであいさつされました。

このひとことで会場の雰囲気が和んだ気がしました。

ジャズと言うのでちょっと気取ってというイメージがあったのですが、そこは神戸それも西神戸にゆかりのある小曽根さんです、終始関西なまりのままでお話をされ、海辺に住んでいたころに台風に遭われたお話など地元ならではのお話を沢山してくださいました。

演奏された曲はスターダスト、AVALONなどスタンダードな曲が中心でしたが、途中に阪神戦の途中経過も伝えられ、地元色のあるステージで、この日のためにアレンジしたと言う「阪神タイガースの歌」(通称「六甲おろし」)も飛び出しました。

サービス精神旺盛な小曽根さんはおしゃべりも楽しく、後半にはヴォーカリストの古田照美さんをむかえてますます盛り上がりました。

1934年生まれの小曽根さん、来年は後期高齢者だと嘆いておられましたがまったくその年齢を感じさせない演奏には感動しました。

息子さんの真さんと同世代の私にとって小曽根さんは親世代です。まだまだ日々研鑽して私も頑張ろうとおもいました。

そして、類まれな才能に恵まれていながら地道な努力を続けられている真さんの音楽に対する態度と言うのも親譲りなのかもしれないなとも思いましたね。

明石市主催のイベントとあって行政の方の堅苦しいお話もあるのかと思っていたのですがそういうものはまったくなく、途中に何度か源氏物語の明石の君の部分のナレーションが入っていました。

そのたびに源氏物語千年紀のイベントだったことを思い出すといった感じでした。

予定通りに能舞台で行われたのならばいい雰囲気だっただろうと思いましたが、ホールではちょっと不思議な感じでしたねぇ。

でも小曽根さんも言われていましたが音響の考えられたホールでのステージは、音が散らないのでそれもよかったのではないかと思いました。

小曽根さんは、NHK神戸放送局の「ニュース神戸発」金曜日の「ジャズライブ神戸」にご出演されているとのこと、私はまだ見たことはないのですが是非見てみようと思いました。

先日、新聞を見ていましたら今度は10月13日「タコタコ・ジャズ・フェスティバル」が明石公園で開かれるとのこと。

http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001463431.shtml

昨年は魚の棚商店街で開かれ、盛況だったとのことで、「たこの街」は最近、ジャズづいているようです。

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ふたたび奈良へ 後編

080822_120701 3日目も涼しい朝でした。

この日のスタートは秋篠寺。奈良時代の創建のこのお寺はその建物の大部分が消失し、現在の本堂は創建時は講堂だったもの。

ここに安置されている伎芸天立像はその顔立ちからファンが多いそうなのですが、頭部は奈良時代、そして体の部分は鎌倉時代に作られたとのことでその受難の歴史を物語っているようです。本尊は薬師如来坐像で鎌倉時代のもの。

伎芸天立像は珍しく、ここでしか見られないとのこと、芸能の上達のご利益があるとして信仰を集めているとのことでした。薄暗い本堂の中、正面と横からゆっくりと椅子に腰掛けて眺め、時間のたつのを忘れてしまいました。

262 こちらは萩のお寺として有名ですが、私は敷地内の苔が気に入っていてここでもしばらく木漏れ日と苔の風景を眺めていました。

さて、そろそろお昼の時間。あらかじめ、ガイドブックで注目していた吉野葛のお店に向かいました。バスで県庁前まで行き、少し歩くと到着です。

天極堂奈良本店:http://www.kudzu.co.jp/guide/index.html

吉野葛と言えば葛餅や葛湯、葛饅頭といったところを思い浮かべますが、このお店の葛を使ったメニューの豊富さには驚きました。スイーツに使うものというイメージを見事に崩してくれました。

080822_130702

私のいただだいたのは葛とじご飯のランチです。

レシピはこちら:http://kudzucooking.blog4.fc2.com/blog-category-0.html#no63

薄味の親子どんぶりのようなごはんでした。エアコンのきいた店内でしたが体があたたまりました。

080822_133202おなかがいっぱいになりましたがここに来たからにはスイーツもいただかなけれ ばと葛プリンも食べてしまいました。(別腹!)最近はやわらかいプリンを食べることが多い気がしていましたので、この固めのプリンは新鮮に感じました。和三盆を使ったシロップがやさしい甘さでした。

店内には吉野葛を使った食品などが売られており、どれを買おうかと迷ってしまうほどでした。今度は葛うどんを食べたいなぁ・・・などと思いながらお店を後にして、帰路に着きました。

こうして3日間のたびを終えました。今回は街をゆっくりと歩いたり、食事を楽しんだりといつもと違う奈良を感じることが出来ました。

おいしいものが沢山ありました。これまで何度も訪れておきながら、あまり食事を楽しまなかったことをちょっと後悔しています。

ならまちのある小物屋さんの女主人とお話したときに言われたことなのですが、彼女はお魚がお好きな方で、こちらのお魚に満足できないそうで年に数回自ら自動車を運転して兵庫県の明石までお魚を買いに行かれると聞いてここは海のない県だったんだことを思い出しました。けれども私は3日間食事を楽しませていただきました。

080901_120501 今度出かけたときは先日、テレビの「食わず嫌い」で堂本剛君が紹介していた「きなこだんご」をいただきたいと思ってます!

今回のお土産:「鹿サブレ」「平城焼」「ごま豆腐」「奈良漬ーきざみ漬」「葛湯」「ご当地キティちゃん聖徳太子」「身代わり申ストラップ」「勾玉ストラップ」

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ふたたび奈良へ 中編

翌日も晴れていましたが、涼しい朝でした。まずバスで春日大社へ。

238 参道のまんなかにすわって歓迎してくれている鹿が一頭・・・・・とおもったら、そのまえに鹿せんべいの売り場がありました。誰かが食べさせてくれるのを待っているようです。写真を見て分かるようにこの日の春日大社はお盆の万燈籠のあとだったので参拝者は少なめでした。

ささやきの小道をとおって志賀直哉旧居へと向かいましたが、この日はお休み。

高畑の町をぷらぷらと歩いて時間節約と体力温存のため(軟弱!)バスで破石町から田中町へ。ならまち散策に入りました。

ならまち格子の家、庚申堂、ならまち資料館、奈良市立資料保存館などを見て、そろそろお昼時です。

080821_123601 ならどっとFMの中にある「茶房暖暖(のんのん)」の茶粥御膳を頂きました。大和茶かほうじ茶のおかゆが選べます。そしてデザートもオリジナルの「ならまちどっと」というおもちとわらびもちから選びます。写真はほうじ茶のおかゆ、ならまちどっとです。

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おかゆは一人ずつゆっくりと温めて、おかきを割っていれ、岩塩か唐辛子でいただました。

おなかもいっぱいになったので散策を続けます。

工芸品を作る工房があったり、かわいい雑貨やエスニックな小物を売るお店が昔ながらの街並みに不思議と溶け込んでいます。

作品を作っている方とお話しながら買えるお店が少なからずありました。

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そして、平城遷都のときに飛鳥寺が移転して造られた元興寺(極楽坊)へ。飛鳥から運ばれた瓦が使われている本堂や収蔵庫をゆっくりと見てでてくると、石仏群の間に紫色のキキョウが沢山咲いていました。

そしてまた一休み。元興寺近くの町家カフェ「カナカナ」でチーズケーキを頂きました。白くてボリュームたっぷりのチーズケーキでした。

元気が出てきたところで北に向かってまた歩き始めました。

080821_155001 もちいどのセンター街を歩いていきます。OK広場にはせんとくんとまんとくんがいましたよ。

ここで「24時間テレビ」のイベントが開かれるとのことでのぼりがたてられていましたし、募金箱が置かれている店先もありました。

前回ここを自転車で通り抜けただけだったのですが、今回ゆっくりと歩いてみて、個性的なお店が沢山あることに気がつきました。

そして、東向き商店街でお土産を見て歩き、行基さんの噴水(近鉄奈良駅前)に着きました。

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ふたたび奈良へ 前編

今年2回目の奈良です。一人で日帰りするのが私にとって普通なのですが、

今回は二人旅。市内に宿を取り、ちょっとゆっくりまわることにしました。

一人のときは食事の時間も惜しんで走り回るのですが、ちょっぴり趣味の違う相手との二人旅、いつもと違った経験が出来そうで、私の気付かなかった奈良を発見できそうです。

早速足を伸ばして、かねてから行きたかった橿原神宮と橿原考古学研究所付属博物館にいきました。

CGで再現した飛鳥浄御原宮を新聞で見たのですが、今の風景とはまったく違う都そのものの風景でしたので、橿原はどんなだったのだろうとこの地で想像したいなぁと思っていました。

実際に行ってみると近鉄電車からの車窓の風景は緑が多く、小高い山と思われるものは地図で確かめると山ではなく古墳だったりと城下町に住む私のいつも感じている歴史とは違う風景でした。

206 「日本はここからはじまったんだなぁ・・・」そんなことを思いながら橿原神宮の深田池をしばらく眺めていました。

橿原考古学研究所付属博物館は多くの文物を所蔵し、そして分かりやすい解説とともに展示されていました。

この地域では何かを建設しようとすると地面から必ず何かが出てくるという土地柄を感じました。

「この国の国宝の五分の一が奈良県にある」というのもうなずけます。

旅のパートナーはここで三角縁神獣鏡をかたどった手鏡を、私は勾玉ストラップを買いました。

080820_190601 そしてその夜は奈良公園ライトアップを巡る観光バスを予約していたのでホテルにチェックインして荷物を置いて早めの夕食をとりバス乗り場へ。

ここに来て観光バスに乗るということは今まで考えたことがなかったのですが、せっかく宿泊するのだから夜遅くなっても大丈夫と言うので奈良公園の夜を楽しむことにしました。

訪れたのは興福寺(東金堂)、東大寺外構、浮見堂、若草山山頂でした。

東大寺南大門の金剛力士像はひときわ力強さを感じさせ、いつも参拝の人たちでにぎわっている昼とはまったく違う夜の静かな大仏殿が浮かび上がって見えました。

お盆の時には沢山の人であふれていた浮見堂も人影もなくライトに照らされ、静かにその姿を浮かび上がらせていました。

若草山へはヘアピンカーブの続くハイウエイで山頂まで上っていきました。三重目のてっぺんには鹿たちがいました。ここが寝床なのでしょう。奈良市街の夜景が一望で、「新日本三大夜景」のひとつに選ばれているのだそうです。

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晴天の奈良 後編

さすがにおなかかすいてきました。でも、登っておにぎりというのが今日の目的ですから登らねばなりません。いよいよ若草山入り口に到着です。入り口ゲートの近く080425_143301に自転車を止め、入山料150円を払って入ります。開山期間も決まっていて今年は3月15日から6月15日と9月13日から11月24日までとなっています。3月には「鹿せんべい飛ばし大会」というユニークなイベントも開かれています。

若草山は3つ重なった山になっていて、はじめはハイキングコースのような階段状のところを上がっていきます。それをすぎると芝の斜面を登っていくのですがこれが見た目よりもきつかったです。時々休みつつ登っていきました。途中振り返って見る景色に励まされて一重目を登りきるまで15分か20分ほどでしょうか?長い時間かかったわけではないのですが思ったよりしんどかったですね。

ようやく一重目に到着して一息。東大寺の屋根が見えます。お天気も良く、素晴らしいながめです。近くにいた女性が「奈良の仏様の空気を全部いただいてるみたいだわ」といっているのが聞こえます。そんなながめですね。時刻も遅くなったし、ここでお弁当を広げました。時計を見ると2時30分。ほとんどおやつの時間です。ここではシカたちと遭遇することはなかったのですが、カラスが数羽やってきてちょっとどきどきしながら遅い昼食を終えました。

お弁当を食べると急に元気になり、もうひとつ行ってみようという気になりました。2重目まで行ってみました。一重目よりもなだらかな斜面を登るとすぐに到着。ここからの080425_145601 ながめはまた違いました。すぐそこに三重目が見えていますが登ったものは降りなければなりません。時計と相談してそこで断念。

登るときにきつかったあの斜面をそろりそろり降りていきました。ここで足を滑らせたら途中に引っかかるところもなくて転がり落ちてしまうと思うと慎重になります。何とか斜面を降りてあとはハイキング気分で降りていくことができました。上り口には小さな社がありその近くにはまだ八重桜が咲いていました。

080425_151201 再び自転車に乗って次は春日大社に向かいました。参拝者は多く、外国人の姿も少なからず見かけます。回廊の朱色と白が鮮やかです。この回廊を見て立て板に水と言う表現がぴったりに歴史解説をする藤原先生を思い出しました。灯篭を眺め、本殿入口でおまいりしました。「鹿男あをによし」でも説明されていましたが、奈良の鹿は鹿島神宮からの神様が白鹿に乗って入山したとの伝説で春日大社の使いになったといわれているのですね。

080428_155101 さて、そろそろ帰る時間となり、JR奈良駅まで戻ることにしました。まだ、お土産を何も買っていません。三条通で何か探すことにしました。ところが途中道を間違え、15分くらいでいけるはずが30分ほどかかってしまい、時間が少なくなってしまいました。自転車を返して、電車の時刻表を確かめてから駅に近い三条道のお店で奈良漬を買いました。そして、今回はいつも買う大きな三笠饅頭ではなく最中とわらびもちを買いました。

始発駅なので座ることができ、地図を広げてながめながら次は自転車で高畑方面か平城宮方面に行ってみたいと思い、もう次回のルートを考えていました。

暑くもなく寒くもないこの時期に自転車で散策できたのは最高でした。今度は初秋がいいかなぁなどと思っています。ラッシュの電車に揺られながら晴天に恵まれたこの日に出かけられたことを感謝しながら家路に着きました。

この散策から2日後、書店に行くと関西の情報誌「京阪神Lマガジン」の6月号の特集は「かわいい奈良」分かりやすいマップとともに「かわいいまち」が紹介されているのを見つけました。気候の良いこの時期、雑誌片手の女性が奈良の町を訪れるのでしょうね。

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晴天の奈良 前編

ゴールデンウイーク前の晴れた平日、いてもたってもいられなくなって出かけることにしました。

本当に気持ちのいい晴れた朝、「どこかに行きたい!でも洗濯も・・・。」といつもの欲張りで、出かけるのは少々遅くなったけれども、

「こんな日は絶対若草山でおにぎりがたべたい!」

というのと、先日のドラマ「鹿男あをによし」のロケ地を行ってみたいと思い、奈良へ出かけることにしました。

080425_114801 まず、ちょっと遠いので金券ショップで乗車券を購入、往復でかなりお得になったけど、手渡された切符はなんと片道4枚。それだけでちょっとした旅の気分です。

といっても今回はJR線を利用したので乗り換えは少なく、快適です。

お得な切符を利用すれば私鉄のほうがお安く行け、バスも乗り放題なのですがなんと言っても乗換えが多く時間もかかります。

今回はレンタサイクルを利用してバス利用はない予定なので早くいけるJRで行きました。

080425_115101 電車の待ち時間の間に「ハートイン」でおにぎり弁当とお菓子類を購入して電車を待ちました。

車内では地図をチェックしてコースを確認・・・何とかなりそうです。

大阪からは「大和路快速」・・この名前だけでもわくわくする単純な私です。

ゴールデンウイーク直前のこの日は時間もお昼近かったこともあって大阪から座っていくことが出来ました。読書もはかどり、うれしくなります。

法隆寺駅を出る頃には気分が盛り上がってきてもう一度地図を取り出して確認しました。

080425_123101と、もう奈良に到着。レンタサイクルもすぐに見つかり、さっそく最初の目的地の大安寺に080425_121601向かって駅前の道を南下します。春日中学、農協を過ぎて、大安寺交差点を西に入り、間もなく到着しました。

がん封じで知られるこのお寺の歴史は古く、その創建は聖徳太子の時代にさかのぼり、平城遷都により、この地に移されたとされています。奈良時代には国の筆頭寺院として繁栄したといわれていますが、その後地震などにより伽藍は消失してしまいました。

大安寺のすぐ近くの推古天皇社を通り過ぎ、大安寺交差点までまた戻り、今度は北上しないで東へ向かいました。まっすぐにひたすら走ると桜井線京終(きょうばて)駅につきあ165 たり、そこから北上し、ならまち、しもみかど商店街、もちいどの商店街、ひがしむき商店街をつきぬけ、ようやく近鉄奈良駅前にたどりつきました。ドラマではこの駅前にある行基上人の噴水が映っていたような記憶があります。そんなことも思い出しつつ、次の目的地に向かって登大路を渡ってまだ北上します。ひがしむききた商店街を抜けてようやく東に向かい、国道369号線を転害門前交差点まで北上、ようやく次の目的地の転害門に到着しました。

080425_132101 転害門の横を通って大仏池に向かう途中、レトロな校舎のある鼓阪小学校がありました。大仏池から眺める東大寺大仏殿の横顔は最高の景色とあって、スケッチをする人の姿がありました。大仏殿の鴟尾が金色に輝いてとてもきれいでした。「鹿男あをによし」では何度かこの風景も映っていましたし、クライマックスの「儀式」に使われた水もこの大仏池の水でしたね。

080425_132702そんなことを思い出しつつ、また自転車を走らせると、東大寺講堂跡に到着。ここは主人公や藤原先生が鹿と対話する場面で何度も出てきましたね。礎石があり、確かに沢山の鹿がいました。沢山の木もあり、奈良出身の中西保志さんが子供の頃、せみを採りに行っていたというところはこのあたりなのかなとも思いつつ、正倉院のほうに向かいました。

080425_133301 正倉院は外からながめるだけでしたが、その大きさをしっかりと感じることが出来ました。正倉院は世界遺産ときいていたのですがその中の「お宝」は世界遺産ではないらしく、その建物だけが世界遺産なんだそうです。光の加減で校倉造がうまく写真に写っていませんが、考えていたよりも大きなものでした。以前読んだJRのパンフレットには鑑真和上が伝えたと言う薬物も保存されていて現在でもその薬効は失われていないとのこと。先人の保存技術の素晴らしさに驚いたことをこの建物をみて思い出しました。

080425_134601 さて、この日の私のもうひとつの目的は30年ぶりに三月堂(法華堂)に行くことでした。この日は遠足や修学旅行の子供たちも多く訪れていて、大丈夫かなぁ・・・と思いつつ行ってみました。(写真は二月堂です)二月堂は子供たちでいっぱいでしたが、三月堂ははいってみてびっくり。参拝者は少なく、外の喧騒をよそにまったく違う世界でした。薄暗い静寂の中で奈良天平時代(一部鎌倉時代)の仏像をゆっくりと眺めることができました。

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近松門左衛門

中西保志さんのHPのVOICEが更新されましたね。

今回のテーマは先日ライブが行われた大阪にある「お初天神」と「曽根崎心中」です。

http://www.simplex-m.co.jp/nakanishi/voice.html

「曽根崎心中」を書いた近松門左衛門は以前中西さんがミュージカルで演じた紀伊国屋文左衛門と同時代の劇作家ですね。

「曽根崎心中」の上演の後、その居を京都から大阪に移していますが、1724年に没して現在の兵庫県尼崎市にある広済寺に葬られています。

尼崎市は「近松のまち」をテーマに文化振興を行っており、散策コースの案内や、広済寺HPへのリンクなどあらゆる情報を掲載したHPを開設しています。

http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/tikamatu/index.htm

尼崎は阪神工業地帯の工業都市として広く知られていますが、近松関連の史跡ばかりでなく寺町もあり、散策コースとして楽しいところもあるようです。

交通至便のところでもあるので私は訪ねて行きたい所のひとつになりました。

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インストアライブ? 前編

少し時間が経ってしまいましたが、先日、インストアライブなるものにはじめて出かけました。

場所はイオン高の原、奈良県と京都府の県境にある大きなショッピングセンターです。

アクセスは近鉄大和西大寺から2駅5分の駅前、奈良好きの私としては観光をかねてこのチャンスを生かさないわけには行きません。

出かけると決めてからは、大好きな中西保志さんの歌を無料で聞けるだけでもありがたいというのに、それを口実についでにどこかへ出かけるというあつかましさにその時には気づくこともなく地図を眺めてはあれこれと思いをめぐらせていました。

スケジュールを調整して当日は朝早くからルーチンの家事を片付けて出かけました。

年に何度か出かけている通いなれた電車に乗ってみると、正倉院展目当ての女性グループや若草山、大仏様拝観に出かけると思われる親子連れでいっぱいで、この電車の混み方は尋常じゃない、これはまずい、どこに行っても人でいっぱいだ、どこへ行こう?と車中ずっと頭を悩ませました。

ついてみると案の定、近鉄駅前はたくさんの人、そして国立博物館方向に向かう人たち・・・。

正倉院展は早々に断念、お使い物の買い物もいくつかあったので名残のコスモス(般若寺)も少々時間が足りないと判断し、近鉄駅前周辺から三条通を徘徊して早々に大和西大寺へ。

電車は朱雀門を見ながら、平城京跡を横切って走っていきます。

087 駆け足で駅近の西大寺を拝観しました。

奈良公園周辺の混雑をよそにこちらはゆったりと拝観することができました。

広い境内はかつての隆盛を想像させてくれましたが、それぞれの堂内で案内してくださるかたはどの方も親切で気持ちが和みました。

今年に入って訪れた元興寺と唐招提寺でも同じような経験をし、暖かい土地柄を感じました。

さて、本来の目的地である高の原へ向かうために再び駅へ。

西ノ京や明日香村へ行くために何度か利用したことのある大和西大寺駅ですが、近鉄京都線初体験です。

電車に乗ったまま京都にも行ってみたい気にもなりましたがそれは次回のお楽しみにとっておくことにして約5分で到着しました。

駅前に大きなショッピングセンターが建っています。(迷わなくて済んだと内心ほっ)

その上、目的地の2階へはエントランス代わりのエスカレータで直結されていました。

オープンしてそう時間がたってないというこのショッピングセンターは大きくてきれいで11月の上旬と言うのにもはやライブ会場となる吹き抜けに白くて大きなクリスマスツリーが置かれていました。

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義経二題

3連休をどう過ごされましたでしょうか?

私は最終日、職場の方々と貴船へ川床料理をいただきにに行ってまいりました。

川床料理といえば夏の暑い時期に涼しくお料理をいただくものですよね。

残暑厳しかったこの連休でしたがエアコンのきいたバスに揺られ一路京都へ

渋滞に巻き込まれることなく順調に貴船に到着しました。

「納涼」というには程遠い暑さ。湿気も加わって貴船散策で汗が出ます。

こんな暑いところでエアコンなしで食事なの?と言いたげな一同です。

けれども川床に降りてみると涼しい風がそれも強すぎない程度に感じられます。

誰が思いついたのでしょう?

こんな暑い、湿度の高い日であっても心地よい涼しさです。

暑い京都でのおもてなしの知恵なのでしょう。

また、お料理も絶妙のタイミングで運ばれ薄味で美しい京料理を堪能することが出来ました。

けれども、ここまで来たんだもの、義経ゆかりの鞍馬寺に行きたかったなあ・・・。

まあ、牛若丸が山深い人里はなれた場所で勉強と修行に励んだという雰囲気は感じられたけれども・・・。

機会を作って必ず来ようと帰宅して早速アクセスを調べた私です。

義経と聴いてどんな言葉を思い浮かべるでしょうか?

牛若丸、弁慶、鞍馬、平泉、源平合戦、滝沢秀明・・・。

Ts2b0146 これが我が家の幼い「義経」です。

先週、我が家の菜園にまかれた大根の種が芽を出したのです。

種の袋には総太り大根、育てやすい・・・とあります。

どうして「義経」という名前がつけられたのかという由来は袋にもHPにも書かれていません。

その人生によるのか、武術戦術によるものなのか、ただ単に印象に残るように名づけたのかといろいろと考えているとき丁度、私のごひいきのボーカリストさんのHPに平泉を尋ねたという日記がアップされました。そこに義経の人生がまとめられており(いつもながら彼の歴史解説は見事です)調べる手間が省けてしまいました。まあ、私の想像力が乏しいのかそれを読んでもやっぱり大根の名前には結びつけることは出来ませんでした。

HPには、名前の由来を載せてくださいませ。気になって仕方ありませんから。

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奈良・西ノ京へ

024 20年ぶりくらいだろうか?西ノ京をたずねた。

若いころからの奈良好きは変わらず、

ここを訪れるのはもう4回目ではないだろうか?

伽藍の完成した薬師寺は前回とはまったく違う姿を見せてくれた。

前回訪れたのは金堂の再建の直後だった。

完成したばかりだった金堂は赤と白のコントラストがまぶしかったことが印象的だった。

あれから年月を経てあれほどの輝きはなくなっていたが落ち着きが感じられた。

西塔と回廊が出来、閉鎖された感じにはなったが

創建当時の姿を再現し、元に戻ったというのが正しいのだけれども、

私には新しく思えた。

けれども東塔は変わらない姿でそこに建っていて私を迎えてくれた。

私が奈良に出かけたくなる理由はここにあるという気がしている。

奈良公園周辺のような街中にあっても変わらない空気がある。

「ハイカラ」といわれる街で学生時代を過ごした反動なのか

若いころから一年に何度かは奈良に出かけたくなる。

ゆとりができ今年はもう3回目の訪問となったが

「正倉院展」を久々に見に出かけようか

と今から予定表をながめている。

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